目次
はじめに
目的
C++入門の為に手軽に実行環境を作り、サンプルプログラムを作る。
CMakeを使ったビルド環境と、適当なエディタを使う。
CMakeとは、コンパイラに依存しないビルド自動化ツール。
OSはUbuntu16.4。
準備
CMakeのインストール。
公式サイトは以下。
https://cmake.org/
CMakeをインストールするまでの解説は以下がわかりやすかったです。
(注)インストールするバージョンの指定は変えて行う。
https://qiita.com/Ryu-ji/items/c943f52568d4bb605f00
シンプルなプログラム
CMakeの準備ができたら、まずはシンプルなプログラムを作ってみる。
ディレクトリ構成
ディレクトリ
┣ main.cpp
┗ CMakeLists.txt
任意のディレクトリに上記の2ファイルを用意。
main.cpp
[cpp] #include <iostream>using namespace std;
int main(){
cout << "HelloWorld." << endl;
return 0
}
[/cpp]
CMakeLists.txt
[cpp] cmake_minimum_required(VERSION 2.8)add_executable(Main main.cpp)
[/cpp]
add_executableで実行ファイル名とソースファイル名を指定する。
CMakeによるビルド
上記2ファイルを用意し、さらにmakefile用のディレクトリを作成する
[shell]
mkdir build
cd build
[/shell]
作成したbuildディレクトリのうえで、以下コマンドを実行する。
[shell]
cmake ..
make
./Main
[/shell]
cmakeでbuildディレクトリ内にmakefileが生成される
makeでビルド
./Mainで今回作った実行ファイルを実行
makeでビルド
./Mainで今回作った実行ファイルを実行
実行結果
コンソールにHello Worldが出力されるのが確認できる