目次
ER図とは?
Entity Relationship Diagram
データを「実体」と「関連」と「属性」の3つの要素でモデル化する「ERモデル」を図で表したもの。「データベース設計(データモデリング)で使う設計手法」のこと。
ER図の必要性
データベースが必要なサイトやシステムの設計において、データ構造の全体像を捉えるために作成される。
ER図の基本ルール
エンティティ
データのまとまりのこと
アトリビュート
エンティティの中に含んで記述される、属性情報のこと。
アトリビュートでは主キーや外部キーについても表現できる。
主キー・・・テーブル内のレコードを一意に識別するためのフィールド
外部キー・・・他の表に関連付けされたキー
外部キー・・・他の表に関連付けされたキー
主キーになるものはエンティティ上部に記述し、その他の属性名は下部に記述。
外部キーになるものは項目名の後ろに「(FK)」と明示。
リレーション
エンティティ同士の関係を表す線のこと。
ガーディナリティ
リレーションの多重度を表す記号のことで、リレーションと繋げるような形で書かれる。
エンティティの依存関係
エンティティ同士で親子になる関係の場合は、親は四角のまま、子は角丸でエンティティを表現する。
紐付くデータがなくてもシステムが成り立つケースなどは「非依存関係」と呼ばれ、どちらのエンティティも四角で表現する。
ER図の種類
大きく分類して「IE記法」と「IDEF1X記法」の2種類がある。
この2つの違いはガーディナリティの違いに現れる。
以下はIE記法での説明。
IE記法(Information Engineering)でのガーディナリティの表し方
記号 | 意味 |
---|---|
○ | ゼロ |
| | 1 |
多 |
ガーディナリティの例
1対1の関係である
1対多の関係、それ以上は決まっていない(あいまいな状態)
1対0以上の関係
1対1以上の関係