前回の記事【プログラマー入門】 Gitって?で紹介した方法は、Gitをインストールし、コマンドで操作していく方法。
Gitを理解し、習得するという意味合いでは上記の方法がいいと思うものの、もっと簡単でいいじゃん。と思ってしまったのが事実。
なので理解・習得というよりも、使いやすいGUIを使い、誰でも簡単に使える環境を作るという方法をメモ。
今回することの概要
ざっくり書くと、Gitというソフトを入手し、それを簡単に操作するためのコントローラーも入手するという感じ。
そしてその専用コントローラーを使って実際にGitを動かすというところまで。
インストールからセットアップまで
準備
まずは以下の2つをダウンロード。
https://git-for-windows.github.io/
TortoiseGitのダウンロード(コントローラー的ポジション)
https://tortoisegit.org/
TortoiseGitの設定
TortoiseGitをダウンロードし、インストールが完了したら、そのままの状態でとりあえず放置し、日本語化の作業に進む。
本体をダウンロードしたページと同じページにあるLanguage Packsという項目から、日本語を選択。
https://tortoisegit.org/download/
ダウンロードしたLanguage Packsを実行する。
続いて先程のTortoiseGitのインストーラーから【Finish】を押下すると、セットアップ画面が表示され、日本語が選択できるようになる。(日本語化は後からでも設定できる)
インストールしたTortoiseGitから設定を開き、ユーザー情報を入力する。
コミット時の情報として表示されるものになるので、初回のみ設定しておく。
以上でTortoiseGitのセットアップは終了。
実際に使ってみる
リポジトリを作る
任意の場所にフォルダーを作る(画面ではprojectという名前)。
右クリック>>Git ここにリポジトリを作成 を選択し、確認画面からOKをクリック。
すると指定したフォルダにTortoiseGitのアイコンオーバーレイが付く。
それで改善されない場合は、すでにアイコンオーバーレイの規定数を使ってしまっている可能性が高い(dropboxなどを入れている場合)。
使用していなければアンインストール。消したくない場合は以下の記事を参考に。
https://fwww7.com/2016/04/24/post-3239/
http://wreath-ent.co.jp/blog-4491/
http://tech.revona-art.com/?p=1637
コミットをする
先程作ったフォルダの中に任意のファイルを作成する(画面ではhoge.txt)。
フォルダ内(ファイルではなく何もない画面)で右クリックからGitコミットを選択。
変更したファイルにチェックをいれ、コメント(共同開発を行うときにわかりやすくするために入れる)を入れてコミットを押下。
上記の画面が出れば成功。
コミットを確認するには右クリック>>TortoiseGit>>ログを表示
このようにコミットの履歴を確認することができる。
過去のバージョンを取得する
ソースコードなどをこのTortoiseGitを使って、ファイルを変更→コミットというようにしていれば、おかしくなってしまったときなどに過去のバージョンに戻すことができる。
過去のバージョンを取得するには右クリック>>TortoiseGit>>ログを表示から、戻したいバージョンを選択して、このリビジョンに戻すを選択する。
まとめ
ここまでで、ローカルリポジトリを操作するというところまではできるようになる。
このあとはリモートリポジトリを使ってリポジトリを共有させるという作業になる。
Gitでの共同開発を行うならこの後の作業が必須になるが、ただこの記事のタイトルで言う最も簡単にという名目で、かつ個人でバージョン管理がしたいという場合はここまででもいいかもしれない。
というわけで一応ここから先は別記事に分けることにする。