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App Storeの販売者名を個人ではなく屋号名にした話

  • 2020年8月21日
  • 2020年9月18日
  • その他
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はじめに

初めてのiOSアプリのリリースでいろいろと悪戦苦闘しつつ、晴れてAppStoreにアプリが掲載されるところまで完了しました。

しかし、販売者名が個人名としてフルネームで出ているのが気がかりでした。
自分の制作物ならいいが、依頼されて制作した際も自分の個人名が表示されてしまうということなので・・・。

そこで、「Apple Developer Program 及び App Store Connect のチーム名を個人名ではなく、屋号に変更したい」という旨でAppleに問い合わせをしてみたところ、企業アカウントに移行して、1回限りの例外として、商号または屋号に更新できるとの回答がありましたので、やってみました。

個人アカウントを企業アカウントに移行する

アカウントの移行作業自体はとても簡単なのですが、アカウント移行にはD-U-N-S® Number(ダンズナンバー)というものが必要になります。

聞きなれないのでなんだそれはと調べましたが、簡単にいうと企業識別コードのことで、世界中の企業を一意に識別するための番号のことでした。

企業といっても、個人事業主でも大丈夫なのかという点ですが、個人事業主でもOKでした。

D-U-N-S® Number(ダンズナンバー)の発行方法

まず東京商工リサーチのホームページにいき、自身の企業コードが登録されているかどうか調べます。
https://www.tsr-net.co.jp/service/online/get-a-duns-number/index.html

個人事業主で、かつ登録した覚えがなければ登録されているはずもないのですが、念のため。

未登録なのを確認したら、DUNSナンバー申請のページより新規発行の手続きを進めます。

新規申請ページが見つかりにくいので注意(以下で直リンクできます)
https://duns-number-jp.tsr-net.co.jp/search/jpn/duns_regist_explain.asp

プレミアサービスとスタンダードサービスがありますが、個人事業主でAppleの法人アカウントへ移行するためにはスタンダードサービスで問題ないため、スタンダードサービスで進めていきます。

各種企業についての情報を入力するフォームに進むので、入力します。

DUNSナンバー発行には3300円(税込み)が必要です。

フォームの送信を終えたら、指定された振込先へ料金の振り込みと、確認用の資料を送付します(個人事業主の場合は、開業届けのコピーで可)。

このとき、必要書類は「FAXで送信してください」と書かれています。
いまはコンビニからFAXを送ることもできますが、必ずしもFAXしか受け付けていないわけではありません。

申請をした際に自身のメールアドレス宛に申込内容の確認メールが届きますので、そのメールにそのまま「必要書類を添付して返信」すればOKです。

ただ、東京商工リサーチのメールサーバーが4MB(3MBだったかも?)までの添付ファイルしか受け付けないようなので、ファイルサイズには注意しましょう
※電話にて確認済み

上記2点についても完了したら、あとは3営業日ほど待ちます。
入金と登記の確認結果についても再びメールが届き、DUNSナンバーをいつ連絡しますよという内容で告知してくれます。

DUNSナンバーが届いたら

数日後、東京商工リサーチからPDFファイルが届き、それにDUNSナンバーが記載されています。

ようやくAppleに申請をする準備が整いましたので、以下にアクセス

https://developer.apple.com/contact/submit/?entityType=individual&requestType=migrateAccount

「Organization D-U-N-S Number」の部分に、さきほどのDUNSナンバー9桁を入力します。

申請が終わったら、1営業日で返信がくるようなので、再び待ちましょう。

追記

なんだかんだで完了したのですが、アプリ表示時にトップに表示されるアプリ名のすぐ真下の名称は屋号名にすることができましたが、
「Seller」の欄にはどうしても個人名が表示されてしまうとのことでした。

そこを変えるためにいろいろしていたのに、結局無駄作業になってしまったというオチですが、Appleのカスタマーができると言っていたことに対してツッコんだところ

申し訳ございません。対応者には必要な処置を取らせていただきました。
との回答。
言い方こわっ